神戸市で開催された展覧会の広報物。「よう」とは「用」のことで、作られたのは、陶器と同じ質量・形を持った紙粘土の作品たち。「水を注ぐと溶けて使うことのできないこの器を、ほんとうに器と呼ぶことが出来るのか?」茶陶の作家でありながら現代美術家としても活動する、彼特有の問いの視点が伺える。
DMと同サイズだが、展開すると横長フライヤーのような形状に変化。広報物にそぐわない読書のような手触り。シークエンス的な写真の現れ方はウェブサイトのスライドショーのよう。巻き込まれた形状がろくろの回転をなんとなくイメージさせる。
彼のテーマに呼応するように、デザインでも「DMとはなにか?」を、いろんな角度から考えてみた。